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軽井沢町 注文住宅 手刻みの様子2018.07.06

軽井沢町追分で進めている注文住宅工事の続きです。
基礎工事が終わり、いよいよ大工さんの出番です。

ここは佐久市内のプレカット工場。
整理整頓、清掃の行き届いた清潔で近代的な工場で、木の屑は天井ダクトで回収され農家さんに譲られているそうです。

プレカット工場


その一角で大工さんが黙々と仕事を進めていました。




今回は敷地条件と周辺環境に融合した美しさへの要求から、プレカットの機械では対応できず、大工さんの手刻みをする材料が非常に多くなりました。
1本1本長さも角度も違い、勾配も4面違う屋根の形状。建築士資格もお持ちの大工さんが図面を検証し、一本一本確認しながら進めていきます。




こちらが大工さんが検討時に作成した1/10模型。
設計の建築家さんいわく「ステルスのように森に溶け混む形」とのことで、確かにF-117を彷彿とさせます。難易度が非常に高い。

超複雑な屋根形状


模型を前に造形の難しさを説明する棟梁。この道40年でもこんな形は初めてとのことでしたが、大工さん3人で10日間かけて準備して頂きました。

棟梁は語る


職人さんが減っている時代、こういう機械で出来ない形状の注文住宅を大手ハウスメーカーと変わらないコストで実現できるのは、最後の機会かもしれません。
 

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