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【スタッフから】HILTI ON! Trackの導入2020.09.17

赤いコーポレートカラーが特徴のHILTI。ヨーロッパはリヒテンシュタイン公国に本社があるグローバル企業です。
私たち同様コンクリート関係の専門施工業者、あるいは解体業などで信頼できるプロ用電動工具のメーカーとして、おなじみの方も多いのではないでしょうか。



さてそんなHILTIから新しいものを導入しましたが、今回はいつもの電動工具ではありません。
その名も『ON! Track』 現場への持出管理等、建設業向けの機能が充実した資産管理システムです。



専門施工部門は工具が多くその管理も改善を重ねてきましたが、倉庫でのホワイトボードをベースとしていました。所在の確認や予約も属人的で、あたりをつけ電話したり現物に養生テープを貼ったりということが多く工数を要しています。
また現状件数金額は少ないものの、紛失に気がついても、いつどこで誰がということが追えないケースが発生していました。

一番の課題は資機材への投資を決定する際、基礎的なデータが紙ベースなため稼働率と費用、効果の算出に手間を要し深い分析ができていないことでした。

ITの世界では資産管理システムを導入するのが一般的ですが、工事現場への持出返却、校正点検記録といった建設会社の欲しい機能がないためそのままでは使えない。
なんとなくIT資産管理+現場と作業者登録できるシステムがクラウドで、PCからブラウザやスマホでできればいいのになと構想していたところに、ちょうどいい提案がありました。

7月の雨続きでいくつか工事できない現場があったので、その時間に倉庫内の整理整頓を実施。
積み下ろしの導線を考慮しながらどこにどんな資機材を保管するか決め、棚を作り移動。この改定でも数十年使っていないものが浮かび売却手続きを進めています




そして管理物品とホワイドボードに専用タグを貼付。このQRコードをスマホアプリでスキャンするだけで簡単に現場持ち出し、返却登録が可能です。
RFIDと異なり個人のスマホでも可能なのがよく考えられています。






ダッシュボードもブラウザベースで見やすく、エクスポートももちろんできます。
もちろんHILTI以外の工具や重機車両も管理可能。バックホウだとKOMTRAX🄬はじめ各社管理システムを出していますが、ONTrackはGPSこそないものの低廉な価格でマルチベンダー環境でも使用できる点が決め手となりました。




今後使用しながら業務効率向上、コスト最適化と分析に生かしていきたいと思いますし、私たちのお客様には役立つ使い方情報なども提供できればと思います。

 

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