業務車両の紹介31 三菱ロジスネクスト フォークリフト2025.01.17
新車を納車都度紹介していく「業務車両の紹介」
シリーズ31弾は「フォークリフト」です。
専門性の高い施工をしていると、毎日のように資材置場に様々なものが運ばれてきます。
パレットに載った特殊なモルタルや、橋やトンネルを保全する材料、部品。
こうした材料を荷下ろし、積載するのに2.5トンクラスのフォークリフトが必要となりました。
そのような作業に使うフォークリフトはバッテリー式とエンジン式の2種類あります。
バッテリー式はモーターで駆動するので排気ガスが出なくて静かでクリーン。再生可能エネルギーで充電すればゼロエミッションで仕事できますね。
とても魅力的ですし、当社としてもできるものから順次電動化していき、どれだけ遅くとも2050年には完了する方針です。
しかし当社の場合資材置場内で倉庫と倉庫が点在するレイアウトとなっており、大型トラックが来た際に不整地の屋外をフォークリフトが走ります。
そうした環境ではエンジン式を強く推奨するというのが重機購入、整備をお願いしている協力会社さんの見解。
屋外を平滑化、舗装して電動にするのも検討しましたが、かねてから資材置場が手狭となってきており今後再構築は避けられない状況のため今回はエンジン式を選択しました。
フォークリフトのメーカー選定は選択肢がない状況でした。
国内シェア1位、世界でも1位なのが「豊田自動織機」
そう、エンジンの排出ガス性能に関する国内認証での法規違反問題で出荷停止してしまったのです。
NOx(窒素酸化物)が規制値を超過しており型式認定が取り消されたので、すぐに販売再開できるはずもありません。
国内シェア2位が、今回選定した「三菱ロジスネクスト」
もともとは国内で初めてバッテリーフォークリフトを開発した日本輸送機株式会社(ニチユ)が2013年に三菱重工業のフォークリフト事業を会社分割により承継、さらに日立建機子会社のTCMと日産自動車子会社の日産フォークリフトが合併したユニキャリア株式会社と2017年に経営統合して誕生した会社です。
マストにもスリーダイヤが輝いています。
世界では3位グループの位置なので頑張ってほしいところ。
ちょっと乗ってみましたが静かでスムーズ、パワーもある感じでした。
安全性能等いろいろ進化しているそうですが比較材料を持ち合わせていないので簡単な紹介だけになります。
丈夫で安全に活躍することを祈願して納車を受けました。