業務車両の紹介23 NISSAN NV200 バネット DX 4WD2022.06.23
木下建工に納入される新車を紹介する「業務車両の紹介」シリーズ第23弾。
今回はまさに業務車両といった雰囲気のNISSAN NV200バネットです。
リーフ以来久しぶりの日産車です。
木下建工では普通車はトヨタから調達することがほとんどです。工場やディーラーの仕事は無いので自由なのですが、標準車両として選定した際にプロボックス、ハイエースが高い評価なのでこの10数年リーフ以外日産車の実績はありませんでした。
標準車両のほかは災害、積雪時の出動、林野庁のお仕事を考慮してスバルの4WDで最低地上高190mm以上の車両を何台か持つようにしてきましたが、(業務車両の紹介では出てきませんが)近年その部分もトヨタに入れ替えが進み1台以外全部トヨタになりかけていました。
そんな中、今回インフラ再生調査部門で、プロボックスよりもう少し積載容量がほしいニーズがありました。
用途としては高速道路を使って県内各方面に行ったり、山のワインディングロードを走ります。
カラーコーンや基本的な道具のほか測量機器やドローンを複数台搭載して、橋から橋へ、トンネルからトンネルへ次々に行くイメージです。
要件は
・高速や山道を楽に走れる。
・橋梁やトンネルの調査は狭い場所が多いので、ハイエースだと大きすぎる。
・プロボックスより荷室の容積が広くほしい。
・もちろん4WD!
普通に考えるとタウンエースになるので街中と高速を試乗してみましたが正直しっくりきません、うまく表現できませんが商用グレードは2時間以上運転するのはしんどい感じがしました。
頭をよぎったのが良く走ると評判のルノーカングー。でも2代目は終売しており新型はまだ日本に入ってきていないし、なにより4WDがない・・・
※画像はルノージャポンサイトより
そんな時に日産のディーラさんから案内があり、同じコースをNV200で試乗。すると、排気量の差は100㏄大きいだけですが、ずいぶんなめらかな気がします。
定価はNV200が約37万円高いのですが、このNV200 DX 4WDは中古で大人気、残価が見込めるためかリース費用も少し高いだけだったので今回導入しました。
やはり商用車は樹脂バンパーで鉄チンホイールがしっくりきますね、プライバシーガラスも不要。
個人的にはパネルバンも好きですが、インターンの学生を一緒に乗せていくことも想定するとリアシートも欲しい。
リアシートはすぐに畳めて広い荷室が出現します。両側スライドドアも狭い現場で使い勝手がいいですね。
軽く市内を走っただけですがタンク容量55ℓなので600㎞は無給油で走れそうです。
遠い現場にも行くので給油間隔が短いとストレスです。高速のガソリンスタンドは単価が高いので給油を避けたいですし。
残念なのは4WDだと4速ATになる点。いまどき4速ATの普通車なんて新車で買いたくなかったけどこの車格だと仕方ない。
もちろんドラレコ、バックカメラ、フォグランプは装備しました。今はどの普通車も自動ブレーキが付いてうれしいです。