業務車両の紹介22 AIBA WORKS スノープラウ2021.12.20
木下建工に納入される新車を紹介する「業務車両の紹介」シリーズ第22弾はみんな大好き特殊車両!塩尻市アイバワークス製のスノープラウです。
木下建工では現在1台スノープラウを保有しています。
米国BOSS製のマルチプラウ(高級品!)を日野の小型ダンプDUTROに架装、2013年に導入して8年間活躍しています。冬季は除雪専用に、それ以外の時期は2トンダンプとして使えるのが良い点です。
車内からの操作はこのスティックで行います。左右、上下の操作は簡単で直観的にできます。
BOSSのマルチプラウは中央部分が折れますが、今回のものは折れないので最大限斜めにしても車幅からはみ出します。でも除雪でそこまで狭い道を通ることはないので私たちの使い方だと問題ありません。
この部品はタスクメーター。振動により車両の稼働状況を記録する機械です。国県道はもうスマホアプリでGPSを利用し稼働が分かるのですが、市道はまだ紙で請求しています。
タスクメーターは平成26年に製造会社の廃業により生産終了となり、オークションでも高騰しているようです。今回は昔の車両から外して保管しておいた在庫を取付けします。
スノープラウにはAIBA WORKSのロゴが。地面に接するところなど壊れてもすぐ部品が出るのは県内製造の強み!春が来たら外してダンプとして現場で使います。会社で中型免許費用を出し現場配置も教習所に行きやすくするなどして、20代の社員は8割がた取得しました。
佐久地方は降雪量は少ないものの、積もれば地域社会の活動を麻痺させないため円滑な出動が必要です。今後も除雪体制を継続していくため、若手が操作しやすく少ない出動でも維持できる機材ということで、今回増車することにしました。除雪に使えるグレーダー、ホイールローダーも所有していますが、橋梁トンネル水路補修などのインフラ再生工事では出番が全くないです。その点2トンダンプでしたら市街地の工事ではたいてい必要ですので。
もちろん兼用でも除雪するので道路維持作業用自動車として公安委員会より緊急自動車の指定を受けています。黄色の灯火はその証、150mの距離から点灯が確認できるものである必要があります。
来季以降の設備投資で考えていましたが、ラニーニャ現象による大雪の可能性が報道されたことから前倒しを検討。製作済み未登録車で発注して10日で納車、この冬に対応できました。