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長野県発行「信州ゼロカーボンBOOK(事業者編)」に掲載されました2021.06.08

このたび長野県ゼロカーボン戦略の策定にともない、長野県環境部環境政策課によって発行された、「信州ゼロカーボンBOOK(事業者編)」に木下建工新本社(NHQ1)が掲載されました。

ガイドブックリンク(6頁参照)


長野県は現在「長野県ゼロカーボン戦略推進本部」を設置して脱炭素に取り組んでいます。このガイドブックは2050年ゼロカーボン化に向け、長野県としては以下2項目を実施する必要があるとの考え方に基づき、事業者への取り組みを促進するために作成されたものです。

1. 使うエネルギー量を7割減らす
2. 再生可能エネルギーを3倍以上に増やす

私たちはZEBを意識してこの新本社を建てたわけではなく、計画のなかで建物だけでなくサーバ類やOA機器まで含めたいわば「リアルZEB」的な要素を含んでいたのが実態ですが、結果的に長野県の考えが私たちが実践した取組と同じであり、良い事例になるかと思います。

©UEDA Hiroshi



重機を使う建設業は、どうしても温室効果ガスの排出と無縁ではありません。

木下建工は1999年8月の局地的な豪雨による雨川氾濫をはじめとする気候変動を、災害対応の最前線で実感したことで、「循環型社会の実現」をミッションにコンクリート構造物や建築物の長寿命化を手掛けるようになりました。

コンクリート構造物の補修補強分野では上流工程から施工までを内製化し、フロントランナーとして近所の橋から難しいものまで数々のプロジェクトを手掛けており、この20年以上新設と比較して相当の温室効果ガス排出削減に貢献してきたと考えています。

しかしながら近年数百年に一度といわれているレベルの極端な気象が、数年に一度起きてしまう状況な中、私たちは一層の脱炭素を進めていく必要があります。

私たちはこのNHQ1プロジェクトも含め今後も脱炭素への取組を進めていきますが、このように情報ノウハウを公開することで、いち地域建設業の社屋だけでなく世の建築、特に中大規模の公共施設や民間建築物において超高断熱が広がっていくことを期待しています。

©UEDA Hiroshi

 

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