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【スタッフから】運転免許制度の変化と対応2021.04.19

近年、免許制度が変更されているのはこの業界の方なら皆さんご存知かと思います。2017年3月以降は下図のような区分になっています。




この問題、毎年若者を迎えるとなるとてんやわんやです。若い人は一律に、ただ普通車しか乗れないという感じでもないのが問題をさらに複雑化しています。まず、以前取得した普通免許まで含め運転できる種類を整理すると下図になります。




これまで普通で運転していた2トンダンプが、新入社員の普通免許では運転できないなどはまだわかりやすいですが、以前免許を取った20台半ばの監督は準中型5t限定で、高校卒業したての社員は教習所で準中型取ってきていて7.5tまで運転できるなどなど個別の事情があります。これまでも社員の免許費用は会社負担としてきましたが、今年入社の社員から、入社前に準中型や中型を取る費用も負担することにしました。




4月に新入社員を迎えるにあたって、最終的には車検証を見るしかないということで、所轄の警察署にご指導いただき、みんなにわかりやすく工夫してみました。

まずはシールを作成。



そして車検証を再確認しながら1台1台に貼っていきます。ここで木下建工で代表的な車種を見てみましょう。

ダブルキャブ



最大積載量 1,900kg
車両総重量 4,860kg

人と荷物が両方乗るダブルキャブは準中型(5t限定)以上。今の普通免許だと乗れません、という訳でトヨタには普通で運転できるダブルキャブがあったので、約3年前に導入しています。

業務車両の紹介8 トヨタダイナ ダブルキャブ1.0ton




2トンダンプ(スノープラウ)

狭隘な現場でも大活躍の2トンダンプ。残念ながら今の普通免許では運転できなくなったのは業界では広く知られています。

ではここで変わり種を。2トンダンプに除雪用のプラウをつけるとどうなるでしょうか?



正解は、プラウをつけて除雪しているときは準中型(5t限定)以上で、プラウを外すと準中型以上でした!プラウが重いはずなのになぜかというと、プラウをつけた際には荷台に標準の重し以外積載できないので「車両総重量が軽くなる」からです。



難しすぎる、、、


4トンユニック



最大積載量:2,900kg
車両総重量:7,960kg

頼れる通称4トンユニックは中型(8t限定)での運転は可能だが準中型免許では運転不可!特に重機が現場にない補修工事では、この車種がないとないとできない仕事もあります。昔は普通免許取ればこの車運転してよかったんですよね…


橋梁点検車



最大積載量:-kg
車両総重量:7,930kg

木下建工の特殊車両、橋梁点検車も同じく中型(8t限定)以上で、準中型では運転できません。高所作業車運転技能講習は終わっているのに中型免許を持っていないという事態が発生しています。


4トンダンプ



最大積載量:3,700kg(架装、メーカーにより異なる)
車両総重量:7,975kg

4tユニック、橋梁点検車ときて4tダンプ、もう書かなくてもいいかなという感じですが中型(8t限定)以上です。こう考えると結局中型はみんな必要になるのですが、取れるのが20歳以上なので、約2年取得できない社員もいます。


そこでとあるものを導入することにしました。




To be continued…

 

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