【スタッフから】DJI Mini 3 Pro の導入2022.05.23
新しいドローンが届きました。その名も「DJI Mini 3 Pro」
2022年5月20日に発売されたばかりの新機種が発売と同時に到着。早速私有地内でフライトしてみました。
用途は現場の撮影用です。測量には使いません。
私たちは現在撮影用に名機Phantom 4 Pro V2を使っていますが、そろそろMavicへの入れ替えを検討していました。
カメラの内容や各種性能ではやはりMavic3が優れていますし、価格が近いAir 2S もやはりカメラのセンサーは大きく、動力性能は同等でも機体重量があるのでより安定しているだろうと経験上推測できます。
ではなぜMini 3 Pro を選んだのか。
一番の魅力はクロップせずに縦での撮影が可能な点です。
「写真は横が基本」ですが現場撮影では縦位置で撮りたいことも多いです。
道路、河川等土木の構造物はスケールが大きく、クロップせずに縦撮りたらがバシッと決まるなあと以前から感じていました。
スマホ時代でこうした機種が出てきたのでしょうが、土木の会社にとってはうれしい棚からぼた餅。この写真ではよさが伝わりませんが、まだ私有地内のみなので、、、
Mavic3でも可能ですが、上向きが撮れるのもうれしいです。
先日橋梁の支承が破損しているとのことで緊急要請があり、ドローンで近づいて撮影しましたが、橋の下から撮影するのでカメラ可動域の広い機種がほしいなと痛感したばかりでした。
これだけ上を向いてくれれば、これまで撮れなかった写真が撮影できます。Mavic3の値段でビジョンセンサーで飛ばすのは怖い、、、
また、HDRの合成もできるとのことで期待しています。
P4Pv2はセンサー1インチありますが、ダイナミックレンジはもう少し欲しいところで晴れた屋外ではかなり白飛びしますし、そこに合わせると暗いところは潰れます。
竣工写真では舗装したての路面や山の中など明暗さの激しい場所を撮影することもあり、やはり空が青いほうが圧倒的に映えるのですが、P4Pv2では油断すると白く飛ぶのでHDR欲しいなと感じていました。まあ、カメラの性能を求めるなら素直にMavic3を購入するのがいいとは思いますが。
値段は本体のみが9万2400円、旧プロポ(DJI RC-N1)付属セットが10万6700円、新プロポ(DJI RC)付属セットが11万9900円。
本体のみはMini2などでRC-N1をお持ちの方用だと思います。私たちはプロポも買う必要があるので、この価格差ならDJI RC付属セットを選択。スマホの画面と異なり屋外でも見やすいですし、スマホの電池容量を気にしなくていい。
まだドローン機体登録システムに登録したばかりです。包括申請が終わったら現場で実際に飛ばしてレビューしたいと思います。