業務車両の紹介21 HITACHI ZAXIS 135US スライドアーム仕様機2021.06.28
木下建工に納入される新車を次々紹介していく人気シリーズ「業務車両の紹介」第21弾は1年ぶりの重機回です。
少し紹介が遅くなりましたが、今月納車された「HITACHI ZAXIS 135US スライドアーム仕様機」
0.45㎥クラスの後方小旋回でスライドアームというバックホウです。
納車先が災害復旧現場となり、さっそく活躍しています。スライドアームというのは、そのままですがアームがスライドして腕が長くなる仕様のことです。河川工事や法面作業などの効率が大幅にアップしますし、災害時は普通のバックホウだと難しいけれどこの機械なら工事できるというシーンも想定されます。
一般的な0.45㎡クラスの重機と比べて、腕が長いのでカウンターウエイトを多く積んでいます。重量は標準機12.7トンに対して17トンオーバー。
そう聞くとなんだか後ろ姿に存在感がある気がしますね。
カメラは3つついています。映像は手元のマルチファンクションディスプレイにで機械の左右、後方を確認でき安全確保に役立ちます。
標準機より高価になりますし、社内では高いものを導入するならi-Conができる重機にすべきか議論はありました。
今回スライドアームで伸ばさなければ0.45㎥クラスの後方小旋回機として、災害復旧が一巡してもいつもの市街地土木で活躍できる重機。事業継続のために採算を確保しながら、地方建設業として求められる役割を果たすということを考えて、自社で保有するならという選定過程です。
災害時に地域社会へ貢献するためには、まず自身が強靭な会社となる必要があります。佐久地方は日本全体で見ると災害リスクの低い地域ですが、近年地球温暖化による気候変動等での災害リスクの高まりにより、世界中で自然災害の発生件数が増加傾向にあり、普段の事業活動の中で日々考えていきたいものです。