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千曲川佐久市臼田地先応急復旧工事 その22020.05.19

千曲川佐久市臼田地先応急復旧工事の進捗です。
前回の記事はコチラ↓

千曲川佐久市臼田地先 応急復旧工事進捗その1





河川工事は「治水工事」として戦国時代から地方の棟梁が行ってきた大事業であり、いわば土木工事の基本です。

ドローンによる撮影 2020年5月14日


治水工事の基本は、堤防の表面を守る「護岸工事」、堤防に河川本流の強い水流が直接ぶつからないように流れる方向を変えるための「水制工」、護岸の基礎の浸食を防ぐ「根固め工」と「護床工」で構成されます。




今回の復旧工事も上記の3要素を施工しており、「護岸工事」と「水制工」には大型根固めブロック工と大型ブロック張工により施工しています。






「根固め工」、「護床工」には、大型根固めブロック工法と併せ、明治時代の昔から採用されてきた伝統工法である「木工沈床工法」を組み合わせた施工方法を採用しています。本日ちょうど現場ではその木工沈床が組み立てられていました。




木工沈床工法とは、長さ数m程度の松や杉の丸太又は角材を井桁状に組み上げ、その中に直径10~20㎝の玉石を詰めたものを連続して川床に敷き詰める工法です。昭和30年以降下火になりましたが、平成9年の河川法改正以降、河川環境の整備と保全にも重点がおかれるようになり伝統工法が見直されてきました。
材料となる木材に間伐材を有効利用でき、現地の自然石を用いることで従来の自然環境に近い状態になり、治水工事による環境の変化を最小限に押さえることが出来ます。




昨年の台風19号では南佐久の千曲川流域でも大きな被害が出ていますが、その昔の木工沈床が残っている箇所があり、伝統工法の有効性を改めて認識しました。



搬入された木工沈床の材料


臼田護岸現場は普段目にすることの少ない大型重機の施工と合わせ、近代工法と伝統工法の組み合わせなど非常に興味深い現場です。



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見学をご希望の声もありぜひ地域の方々や将来の担い手にご覧いただきたい気持ちはありますが、現在はCOVID-19対策のため、受入はしておりません。
まずはこのようにWebでお伝えし、今後の流行状況を勘案して判断していきたいと思います。

 

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