TOPCON 杭ナビLN-150 & FIELD-TERRACE(評価版)デモ2020.03.11
先日福井コンピュータから発表された3月24日発売予定の新製品『FIELD-TERRACE』
木下建工でも使用しているEX-TREND 武蔵、TREND-COREの図面をそのままAndroid端末に転送でき、測機を操作して測量できるアプリケーションです。
※福井コンピュータプレスリリースより
セールス用の資料を見ると非常に技術者の仕事が助かりそうな内容が書いてありますが、実際はどうなのか気になるところ。
百聞は一見に如かず、メーカーにお願いし現場にてデモをしていただきました。
場所は千曲川臼田災害復旧現場。昨年の台風19号により崩落があり、応急後現在根固め工などを施工している現場です。
5月末に向け急ピッチで工事が進められています。
今回は測量機器も新しいものを検討するため、TOPCON社製 杭ナビLN-150と組み合わせてデモ頂きました。
接続はワンタッチ、もっとWi-fiを探すかと思いきや、すぐにリンクできました。
アプリケーションのUIは直感的で、一番心配していたフリーズや突然の終了はデモ中は起こりませんでした。
観測、測設まわりの使いたい機能は、従来のポケコンと比較して劣る部分は感じず十分です。
加えて図面を見ながら測量できるのは、今後この業界に入る若手にとってもとっつきやすいかなと感じました。
デモ用スマートフォンが屋外での視認性に難があったので、採用時は推奨機種を選定したいところ。
LN-150の反応速度は速かったです。
価格を考えると自動追尾TSよりは安いものの、木下建工の現場を考えると次回導入するかは慎重に検討したいと思います。
FIELD-TERRACE、以下の点が従来のポケコンと比較したメリットだと感じました。
・Android端末で動作可能(ポケコンより若干安い)
・SIMAファイルにせずデータの受け渡しができ、図面を見ながら直感的に操作可能。
ライセンス料が¥42,000/年間(1ライセンス)必要にはなってしまいますが、木下建工が既存で使っているSOKKIA iX自動追尾TSとも組合せ可能なので、導入していきたいと思います。